さよなら、東京。

23歳から東京に暮らし始めた。留学時代に出会った彼と1年間の遠距離の末、同棲を始めた東京生活3年間の終わりまでの話し。

失恋を乗り越えたら三十路。

最近は部屋がどんどん殺風景になっていきました。

思い出を捨て続けて、これからは物に思い出を託す事を辞めようと決めた。

今年も残り41日、此処を出て行く日も残り41日。

 

別れた話しを母親にした次の日に姉と叔母からメールが来た。

みんな口を揃えて「いい子だったのに」と言う。

本当にいい子だったんです。

いい子過ぎて私が甘え続けていたんです。

 

昨日はある絵描きさんと食事をした。

友達や彼以外の異性と二人きりで食事をするのは何年ぶりだろうと思いながら、違和感を感じつつ。

上野公園の一角でイルミネーションをしていたので見に行った。

とても綺麗だったから、彼も連れて来たいなと思った。これは癖になってる。どこで綺麗な景色を見る度に、一緒に見ていたいなとか今度連れてこなきゃとか。

 

そう思って、まだ私は次の段階に進むのにまだ時間が必要なんだと気付いた。

いつまでも引きずっていられないって忙しく動いても、心はずっとそこにあるから一歩も進んで無い事に気づく。

気付いてでももう戻れ無いから悲しくて、泣きたくなる。

 

最低でも付き合った年月の半分は必要って聞いた事があるけど、3年待ったら私はもう三十路。こんなフラフラ生きていて大丈夫なのかしら。

 

サザエさんも見れたし、明日から一週間また踏ん張りましょう。

 

f:id:sayonaratokyo:20161113195756j:plain