さよなら、東京。

23歳から東京に暮らし始めた。留学時代に出会った彼と1年間の遠距離の末、同棲を始めた東京生活3年間の終わりまでの話し。

引越し先が決まりました。

あれから1ヶ月が経ちました。

穏やかに日々が過ぎていきます。

 

決まった新居はシェアハウス。

あれから徐々に部屋の物を処分する事に休日を費やす。

 

思えば辛かったのは最初の1週間。

何を食べても味のしないゴムを食べているような日々が続いて、

無気力のままじゃどうしようもないと思って、筋トレとヨガを始めて心も体も段々と安定してきた。

 

とりあえず今までできなかった、やりたい事リストを作った。

 

・開山したらすぐ富士登山。御来光を拝む。

・沖縄一人旅

・泳げるようになる(スイミングスクールに通う)

・朝ウォーキング

・Webデザインの勉強

・犬を飼う

・アニメイベントに参加してみる

 

今はいろんな事を少しづつマイペースに始めています。

2週間後には今の家を出てシェアハウスに移ります。

不思議と寂しさとか悲しさより、先の事への期待と不安でいっぱいです。

 

時々泣きたくなるけど、すぐに収まる。

きっとあの日にタクシーで思い切り泣き喚いて、あれから涙が出る事がほとんどなくなった。

 

ついこないだまで、自分はこの人と結婚して子どもを作って、週末には家族と公園に出かけて、子どもが成長したら二人で年老いて、よぼよぼになってもお互い皮肉を言い合って笑いあっていると思っていたけど、そのついこないだ、突然それが無くなった。

辛かった日々から解放された気分だった。

10年前の自分に「おかえり」って言われた気がした。

不思議と10代の時のように、未来への淡い期待が生まれてきて懐かしくて新鮮な気分。

 

皮肉だけど、この5年と半年の間、私はどれくらい自分のやりたいことをやってこれただろうと思う。

いつも不安に苛まれて、負の感情ばっかり。

一緒にいる時は安心できたし幸せだったけど、私はずっとそこで停滞していた。

 

今やっと自分の足で歩いていけるなら、大切な5年半だったと思うよ。

 

最近は、お座敷の居酒屋じゃないと落ち着かなくなってきました。

どんなにウェスタナイズされても、日本人の心は畳を求めているんだと思います。